【デビュー考察】ウィズアバウンス:素質の片鱗と現状の課題(1/25 中山新馬)
2026年1月25日(日)、中山競馬場・芝2,000mでのデビューを予定しているウィズアバウンス(美浦・武藤善則厩舎)について、これまでの近況更新に基づいた戦力分析を行います。
関係者から「乗り味の良さ」を評価される一方で、小柄な馬体ゆえの課題も浮き彫りになっています。即戦力としての期待値と、将来的な展望を客観的に整理します。
📋 基本プロフィール
🔍 現状の分析:3つの重要ポイント
これまでのレポートから読み取れる、本馬の「強み」と「リスク」を解説します。
1. 関係者が口を揃える「乗り味」の良さ
数字には表れない「感触」の部分で、複数のスタッフや調教師から高評価を得ています。
- 「乗り味は悪くない」「体幹はしっかりしている」といったコメントが継続して出ています。
- Wコース(ウッドチップ)よりも芝コースで真価を発揮するタイプと目されており、実戦での変わり身に期待がかかる要素です。
2. 顕著な「パワー不足」と「小柄な馬体」
一方で、物理的なフィジカル面では厳しい現状が否めません。
- 馬体重400kg前後という数字は、現在の中山・芝2,000m(急坂あり)をこなすには心許ないサイズです。
- 1/15の調教師コメントでも「根本的な体力面では良化の余地がある」と指摘されており、タフな展開になった際のスタミナ・パワーに不安が残ります。
3. 気性面の幼さとリスク
1/8の調教中に「大きな尻っ跳ね」で落馬・放馬した経緯があります。
- 初めての競馬場という環境変化で、イレ込みや突発的な行動を起こすリスクを内包しています。当日のパドックや返し馬での気配には厳重な注意が必要です。
⏱️ 直前追い切り評価(1/15)
【Wコースでの併せ馬】
- 内容: ウィズアバウンスが追走 → 直線で内へ → 1馬身遅れでゴール
- 評価: 追走する形を取りましたが、最後は相手に遅れを取りました。佐藤翔馬騎手(減量騎手)を背にしても遅れた点は、現時点での完成度やパワーがまだ途上であることを示唆しています。ただ、調教師は「この馬なりに頑張っていた」と評価しており、悲観する内容ではありません。
🎯 総合評価と馬券的な狙い
結論:【静観・将来性に期待】
現時点では「素質はあるが、体が追いついていない」という評価が妥当です。
デビュー戦での勝ち負けを期待するには、400kgという馬格と、追い切りでのパワー不足が大きな壁となります。
今回のレースの注目点:
結果(着順)よりも、「芝でのフットワーク」に注目すべきです。調教(ダート・チップ)では見せられなかったスピード能力が、芝の実戦でどれだけ発揮されるか。ここで良い脚を使えるようなら、体力がついてくる数ヶ月後には大きな飛躍が期待できます。
今回は馬券の軸にするよりも、「長い目で成長を見守るための試金石」としてレースを見届けることを推奨します。