今回の更新を一言で言うと、「体は元気すぎて困るくらいだが、メンタル(気性)が落ち着くのを待っている段階」です。
怪我の回復という点では満点ですが、レースに向けて調教を進めるには、この「うるさい(煩い)」状態をガス抜きする必要があります。詳しく解説します。
1. 「煩く(うるさく)している」は良いサイン?
「煩い」というのは、馬がチャカついたり、言うことを聞かずに暴れようとしたりする状態です。
- ポジティブな面: 「トモの痛みが完全に消えた」証拠です。どこか痛ければ、馬はそれを庇って大人しくなります。エネルギーが有り余って爆発しそうなのは、肉体的には完全復活に近い状態と言えます。
- ネガティブな面: 今の状態で急に走らせると、急発進や予期せぬ動きで、せっかく治った筋肉や筋(すじ)をまた痛める(グキッとやってしまう)リスクがあります。
2. 「ハッキングの手前」とは?
専門用語が出てきましたので整理します。
- 常歩(なみあし): ゆっくり歩くこと。 ← 今ここ
- ダク(速歩): 小走り。人間でいうジョギング。
- ハッキング: キャンター(駆け足)の中でも一番遅い、準備運動レベルのキャンター。
- キャンター: 普通の駆け足。
「ハッキングの手前」ということは、まだキャンター(駆け足)はしておらず、「常歩〜ダク(小走り)」で、人間とコンタクトを取りながら、「暴れるなよ、落ち着けよ」としつけ直している段階です。
3. 今後の見通し(スケジュールの再確認)
先週から「乗り運動」は始まっていますが、この「気性の荒さ」が収まらないと、次のステップ(キャンター)へ進めません。
- 2月中旬〜下旬: このままガス抜きを継続。馬が「仕事モード」を思い出し、落ち着いて走れるようになるまで我慢比べです。
- 3月: 落ち着き次第、ハッキング(軽いキャンター)開始。
- 復帰時期への影響: 今のところ大きな遅れはありません。「4月〜5月の東京開催」、あるいは「6月の函館開催」というターゲットに向けて、順調な足踏み(安全確認)といったところです。
結論
「怪我の再発」の心配はほぼなくなりました。
今は、元気になりすぎた暴れん坊将軍を、どうやって怪我させずに「競走馬」の規律に戻すか、という「教育係の腕の見せ所」になっています。
乗り役さんにとっては冷や汗ものの毎日かもしれませんが、馬主としては「痛くて元気がない」より100倍マシな状況です。
来週あたり、「落ち着きが出てきたのでペースを上げた」というコメントが出れば、一気に進展します!楽しみに待ちましょう。