提示された2026年2月11日(水・祝)の「1週前追い切り」データに基づき、復帰戦(2/21)に向けた現状を第3者の視点から厳しく分析します。
結論から述べると、「想定していた『悪いシナリオ(ガス欠・自滅)』がそのまま数字に表れた、極めて危険な内容」です。能力の高さは見せましたが、それ以上にレースでのスタミナと制御面に重大な課題を残しました。
以下に詳細な分析を提示します。
1. データ整理と事実確認
- 日付: 2026年2月11日(水)
- タイム: 14.7 - 13.1 - 12.9 - 14.3
- 推定全体時計: 55.0秒
- ラップ推移:
- 前半~中盤:加速(13.1 → 12.9)
- 終盤:急失速(12.9 → 14.3)
2. ポジティブな要素(能力の片鱗)
批判的な内容になりますが、全く救いがないわけではありません。
- 中盤のスピード能力(12.9秒)
- 坂路の勾配がきつくなる区間で 12.9秒 をマークしました。
- これは、前回の「13.0秒」を上回る自己ベスト級のラップです。エンジン性能(スピードの絶対値)自体は、未勝利クラスを勝ち上がるのに十分な水準にあります。
- 「攻めた」事実
- 全体時計55.0秒は、復帰後の最速タイムです。
- 脚元の再発を恐れて15-15で終わらせるのではなく、ここまで負荷をかけられた(あるいは馬が勝手に行ってしまった)こと自体は、患部の回復具合に対する自信の裏返しとも取れます。
3. ネガティブな要素・重大なリスク(問題点)
今回のデータの核心は、ラスト1ハロンの「14.3秒」という数字にあります。これは看過できないレベルの失速です。
- 致命的な「失速(タレ)」
- ラスト200mでタイムが 1.4秒(約2馬身~3馬身相当) も落ち込んでいます。
- 通常、勝ち負けになる馬の追い切りは、苦しくなってもラスト13秒台前半で粘ります。14秒台への突入は「歩いている」に近い状態であり、完全に脚が上がっています。
- 原因の分析(心肺機能 or 制御不能)
- シナリオA(暴走): 「前進気勢が強い」という課題通り、前半で力んで走りすぎ、最後にガス欠になった。
- シナリオB(息持ち不足): 半年の休み明けで心肺機能が戻っておらず、55秒ペースの負荷に耐えられなかった。
- どちらにせよ、1600mという距離(約1分35秒前後の持続走)を走り切るには、現状のスタミナは「赤信号」です。
- レース展開への懸念
- このラップ推移をレースに当てはめると、「スタートから掛かってハナに行き、4コーナーまでは先頭だが、直線半ばでパタリと止まって馬群に沈む」という負けパターンが濃厚です。
4. 総合分析・今後の判断
今回の判定 D評価(能力はあるが、レース仕様になっていない)
「1週前追い切り」としては、課題のみが浮き彫りになりました。
馬体の成長(パワーアップ)が、逆に「制御の難しさ」と「燃費の悪さ」に直結しています。
陣営のコメント待ち(最重要):
この後に出るであろう調教師や騎手のコメントに注目してください。
- 「最後は無理をしなかった(意図的に止めた)」 → セーフ(希望的観測)。
- 「最後は一杯になってしまった」「息遣いが荒い」 → アウト(スタミナ不足確定)。
最終追い切り(来週)への要求:
復帰戦で馬券圏内(3着以内)に入るための絶対条件は、来週の追い切りで「全体時計が遅くても(56秒程度)、ラストを12秒台~13.0秒でまとめること」です。
これ以上速い時計を出す必要はありません。「我慢して、最後に脚を残す」調教ができなければ、今回は「叩き(次走への練習)」と割り切る必要があります。