待ちに待った瞬間が、ついにやってきました。 長かった休養期間を経て、我らがラパンチュールが美浦トレセンへ帰厩。そして今週、復帰へ向けた驚くべき時計を叩き出しました!
これまでの我慢がすべて報われるような、最高にポジティブな現状と、目前に迫った「北の大地での大反撃」について語りたいと思います。
脅威の「ウッドで12.9秒」!完全復活を告げる号砲
トレセン帰厩後、最も心配されたのが「左トモ(後膝)」の爆弾でした。しかし、その不安は先週末と今週の追い切りタイムで見事に吹き飛びました。
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5/24(日) ウッド: 6F - 1F 12.9秒
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5/27(水) ウッド: 6F 89.6秒 - 1F 12.9秒
注目すべきは、時計のかかる重いウッドチップコースで、いきなり長め(6ハロン)から入り、終いを「12秒台」で鋭くまとめている点です。 これは、休養中に彼女のトモが「重戦車仕様」へと完璧にパンプアップされた何よりの証拠。直前に軽い疝痛や筋肉の硬さを見せましたが、それは「新しい強靭な筋肉が作られる過程での健全な成長痛」に過ぎなかったことが、この時計で完全に証明されました。
蛯名厩舎特有の「坂路はゆっくり登らせてトモを保護し、本番は平坦コース(ウッド)で時計を出す」という繊細なケアが見事に噛み合っています。
狙いは6月函館!洋芝の1200mという「約束の地」へ
このペースで仕上がっているということは、陣営のターゲットは間違いなく「6月中旬以降の函館開催」です。
タワーオブロンドンとスイートマカロンから受け継いだ、彼女の最大の武器である「強烈なパワーとピッチ走法」。本州の軽い芝でのスピード勝負よりも、時計のかかる重い「洋芝」でこそ、その真価が爆発します。
そして、函館の芝1200m戦。道中ペースが流れる短距離戦は、スローペースで掛かってしまう彼女の気性をカバーし、自然と脚を溜める「後方一気」の形を作れる最高の舞台設定です。
胸が熱くなる「花の3期生」の絆とドラマ
そして、この北海道遠征には、血統や適性以上の「熱い人間ドラマ」が隠されていると確信しています。
かつて、ラパンチュールの背中でその素質を絶賛し、「とにかく大事に育ててほしい」と助言を送ったのは、他でもない武豊騎手でした。 その言葉を信じ、目先の勝利を捨てて徹底的な休養とオーバーホールを断行した蛯名正義調教師。
競馬学校の同期「花の3期生」として時代を築いた最高のライバルにして親友同士。 武豊騎手が函館リーディングを狙うこの夏の北海道シリーズへ、蛯名調教師が「お前の言った通り、最高の状態に仕上げたぞ」と、とっておきの弾(素質馬)を送り込む。これほど胸が熱くなる競馬のロマンがあるでしょうか。
描く理想のレース展開は「大外一気」!
復帰戦で願うのは、ただ一つ。 「外枠を引いて、ノーストレスで大外を豪快に差し切ること」です。
小回りの函館で、内枠で包まれてどん詰まりになるのだけは避けたいところ。外枠から馬群を見ながら自分のリズムで運び、4コーナーから一気に捲り上げる。美浦のトレセンで蛯名先生がみっちりとゲート練習を行い、出遅れ癖を修正してくれれば、武豊騎手の絶妙なエスコートで必ずや弾けてくれるはずです。
いざ、北の大地へ!
心肺機能もスピードも、まさに実戦レベルへと急上昇中のラパンチュール。 早ければ6月の函館で、そしてその勢いのままに夏の札幌競馬場へと凱旋する彼女の姿を、この目で見届けられる日が本当に楽しみでなりません。
完全復活を遂げた大人の牝馬が、北の大地でどんな伝説の第2章を見せてくれるのか。 最高の夏が、もうすぐ始まります!